2011年4月26日火曜日

堤清二氏と糸井重里氏を繋ぐもの。

先週は、BRUTUSの
糸井重里特集について
書いたばかりでしたが、
ちょうど日経MJにも
糸井さんのインタビューが書いてあって
その前号が、図らずも?
セゾングループの創業者、
堤清二氏のインタビューがありました。

先週は、パルコとイオンの
“M&A劇”において一応の決着?
がありましたからね。

パルコとイオンのニュースについては
興味深く追いかけておりましたが、
どうなんでしょうか…

“一般のお客様に喜んでもらえる結果”

に、なるといいなと思いますね。
敵対的とかなんとか言っているうちは
難しいでしょうから、
パルコのお客様がパルコに何を望み、
イオンのお客様がイオンに何を望むのか?
そこをよく考えてもらって…
そう考えちゃうと、
イオンは欲しいけどパルコは別に…
ってことなんでしょうね。


あれあれ、書きたかったのはお二人のコト。

糸井氏は、BRUTUSの中で、
西武のコピーの仕事では、
コピーのみならず、企画全般に際し、
“堤さん”と直接打ち合わせしていた
と、堤氏のことにふれていました。

「ほぼ日手帳」の店舗販売が、
西武系のロフトだけなのは、もちろん
西武の仕事をしていた関係からでしょう。

流通業において、斬新さを発してきた、
西武、セゾングループの創業者と、 
その最も輝かしい時代に活躍した
若手実力派コピーライターの間を繋ぎ、
築いたものってなんだったのでしょう?


日経MJの中で、お二人は
似たようなコトをおっしゃってました。


堤氏は、イオンのパルコ株の取得について
 
「倫理や良識を欠いている。
 ことに小売業というのは、
 倫理感みたいなものがベースになって
 お客さんとの信頼感に基づいて
 成り立っているんですよ。」 


糸井氏は震災後の自社の経営状況について
 
「うちは典型的な家内制手工業の会社。
 お客とは『信用』でつながっていきたい。」
 
震災後の売上も落ちてなくて、
商品を買ってくれた人達の間に
仲間意識があって、苦しいときでも
「一緒に楽しもうよ」といった声援を
送ってくれているからだといったコメント。

信頼、信用。

お二人のおっしゃることから、
今こんな時だからこそ、
大事にというか、相手を信じるコト、
信じ合える関わり方について
見つめ直す必要があると思いました。

2011年4月22日金曜日

訃報 田中好子さん

昨晩のニュースの中では、
震災関係が気になる中ではありましたが
田中好子さんの突然の訃報に、
驚きと、旦那さんの会見を見ては
切なくなってしまいました。

田中好子さんというと、
キャンディーズですが、
若干リアルタイムから外れているのと
私はランちゃんが好きでしたので、
ていうか伊藤蘭さんが好きでして、
あのスクーターのCMを思い出します…。

あ、すみません、スーちゃんでしたね。
ですので、キャンディーズにはあまり
思い入れはなかったのですが、
女優としての田中好子さんのほうが
印象としては強いですね。

今のところテレビ見てると、
「『家なき子』等、たくさんのドラマに~」
みたいなコメントが多いので、
「家なき子」が代表作みたいな感じ
なのかもしれませんが、
自分にとっては、なんと言っても
NHK朝の連続テレビ小説
「ちゅらさん」です。

「ちゅらさん」は、
一人一人のキャラが強いので
誰か一人あげるのも
ちょっと違うんですけど、
田中好子さんが演じたお母さんには、
昼間の休憩時間の事務所内で
何度泣かされたことか…。

桜も咲いてきたところに、
キャンディーズの「春一番」を
こんな形で聴く事になるだなんて。

ご冥福をお祈りいたします。

2011年4月20日水曜日

BRUTUS「今日の糸井重里」を読んでの感想文


感想述べるほど、
まだ読み込んでなかったりします…
それに、もう本屋さんには
次のブルータスが並んでいるので
ちょいと旬じゃなくなっちゃいましたね。

今、自分と糸井さんをつなぐものって
「ほぼ日手帳」であり、
ほぼ日手帳を使うようになった、
ここ2~3年、気になってる人、です。

他に糸井さんというと、
「となりのトトロ」のお父さん(の声)。
「ガキの使いやあらへんで!!」の
芸能人釣り選手権に毎回でる人、そして
「おいしい生活」というコピーを書いた人。
という認識くらいしかありませんでした。

コピーライターで、テレビにも出て、
名前の知れ渡ってる人って、
そんなにいないと思うし、今でこそ
世の中いろんなクリエイターさんを
テレビとかで見かけますけど、
本来裏方的なクリエイターさんが、
表だったところに出るようになった
“はしり”の人だったのではないか?
と思います。

自分からすると、
「おいしい生活」というコピー自体、
リアルタイムからやや外れてて、
追い追い伝説的に話を聞いたものだし、
“コピーライター糸井重里”を
知らない人達からすれば、
テレビに出てるけど職業なんなんだろう?
というのが、
一般的な認識ではないでしょうか。

今回、ブルータスの中から、
真っ先に読もうと思ったのが、
谷山雅計さん(コピーライター…
谷山さんという方も存じ上げず。)との
広告についての対談のページ。
どうしても
“コピーライターの糸井さん”、
“広告の世界の糸井さん”
への興味が強かったので、
そのページに向かったのだと思います。

結果知り得たのは、今の糸井さんは、
コピーの人でも、広告の人でもない
ということ。
(ご本人がそうおっしゃている。)
でまた、
他のページ含め、読めば読むほど
この方の今のお仕事は何?
と、謎は深まるばかりなのでした。

巨人(野球)のキャンプを
訪問しているページに写っている、
原監督やコーチ、選手達と
肩を並べる糸井さんの姿は、
球団の人が下見に来ているみたい…。

まだ全部読んでないので、
まだまだこれから発見が多いと思い、
読むのが楽しみですが、
一つはっきりわかったのは、

今、糸井さんは「会社経営者」なんだなと。

従業員を雇い、
モノ(物や書物など)や情報といった商品を
開発・生産し、お客様に提供している、
一企業さんの、一社長さんなんですね。

そのうえでのモノゴトの考え方、そして
表現の仕方がとても興味深いし、
勉強になります。

糸井さんは、
ほぼ日手帳のユーザーさん達と
直接会って意見を聞くことで、
こうおっしゃています。

“生産は消費で完成する”

さらに(ユーザーに声を聞かないと)、
商品に目を向けてない人、
商品の文句言う人にばかり目が行き、
喜んで使ってくれている実際のお客様に
目が行き届かなくなってしまうのだと。
まったくその通りだと思います。

今、ツイッターでも、
糸井さんが毎日発している言葉を
注意深く読むようにしています。
ほぼ毎日更新される
「ほぼ日刊イトイ新聞」も、
(手帳購入時期だけじゃなしに)
この頃読むようにしています。

今注目の人、“経営者 糸井重里”。

自分もこんなふうに歳を重ねられたらな、と。

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